雪の日、箱根で #8/登山電車の鍵
登山電車が動き始めました。
私たちが乗ったのは最後尾。
忙しそうな車掌さんをみているうちに
息子の不機嫌はどこへやら。
ほっ。
大人もやっと旅情を味わう余裕が
出てくるってもんです。
真っ白な道を遠ざかっていくレール。
最後尾の運転台を眺めると
かわいらしい鍵がかかっています。
そのシンプルな形に
小学生の頃持っていた日記帳の鍵を
思い出しました。
鍵が興味をそそるのは
あけた先に何か大切なものごとが
隠れている気がするからでしょうか。
何につかうのかな。
謎を残して電車は進みます。
つづく
by yufuin-no-mikan
| 2013-02-22 06:19
| 箱根登山鉄道/小田急など